【つくよみ神徒会へのご案内】

さきみたまのみのりのまにまに       あらわしくしみたまのみすがたを

幸魂の御法の随々に 現し奇魂の御姿を

人生で培った精神は 子々孫々に受け継がれ

祈りや想いは やがて無意識世界から具現化されます。

私たちはこの世に生を享けたときから「生き抜くこと」「死にゆくこと」は避けて通れません。生と死・・これを我が国の伝統宗教儀式に当てはめるのならば、生は神道の基本理念、死は仏教の教義に展開されているといえます。

たとえば、人生儀礼のお祭りである初宮詣でや七五三、厄年祓いは神道形式が多く、またお正月初詣も神社にお参りする方が多いのですが、お葬式は仏式で執り行われることが殆どです。

昨今は神道によるお葬式すなわち「神葬祭」を希望される方が年々増加していますが、仏式、神式どちらで葬儀を執り行うかでその家の宗旨は決まるようです。

神式葬儀「神葬祭」の歴史は古く、古事記神代の巻き(上巻)にその記述がされていますが、仏式葬との違いは故人への戒名はなく、すべての人々が平等に「命みこと」として、その家の守護神となり給うこと、また亡くなったあと成仏や帰依でなく、帰幽(きゆう)と申しまして、元のところへ其の故人の魂が帰ることを意味します。

神道には、神社神道に江戸末期から明治初期に始まった教派神道があります。この違いは教義の有無になりますが、故人を御霊として祀り、家の守護神として崇めることは同じです。どうぞ貴家ご一統でご熟考いただき、子々孫々に亘って血食を繋げていただけるようご案内申し上げます。

入会を希望される場合は、お電話またはメールでお問い合わせください。


◎登録お申込み方法

1. 入会申し込みをします。申し込み方法は書面・メールどちらかで行うことができます。必要事項を記入または返信をされた内容を元に簡易的な審査(※1)を行います。

2. 弊社から神道への宗旨替え(※2)に関する最終意思確認をさせて頂いた上で、年会費5,000円をお支払いください。入会金は一切必要ありません。

神徒の証として神札(※3)を授与いたします。

3. 登録が完了いたしますと、つくよみ神徒会会員証と四季報「青人草」を年4回郵送いたします。

 

 

注)現在申し込み可能な地域は、島根県・鳥取県・広島県・岡山県・長野県・愛知県にお住まいの方のみです。万一の時、祭儀が恙なく執行するために地域を限定しておりますのでご了承ください。

※1)既往の信仰歴と改宗の場合はご先祖様のご供養状況。宗旨替えの理由。反社会的勢力との関わりの有無。

※2)仏教から宗旨替えをされる場合は、ご寺院様と十分話し合いをされ、場合によっては永代供養をお願いすることもあります。

※3)祭儀管掌の阿禰神社が奉製いたします。祀り方が分からないなど不明な場合は弊社までお問い合わせください。

 



◇◇◇ 神葬祭と御霊祭 ◇◇◇

神葬祭は以下のおまつりを一連して執り行います。

① 帰幽報告・・・神棚・氏神様になくなったことを報告し、奉書で覆います。

② 通夜祭・・・・その昔殯(もがり)といって、一晩亡骸が生き返ることを願い営まれました。

③ 遷霊祭・・・・ご遺体から霊璽(仏式の位牌に相当するもの)に故人の魂(和魂と奇魂)を遷す儀式です。

④ 納棺、出棺祭・棺に入棺されるとき、斎場やご自宅から火葬場に向かう際に執り行います。

⑤ 火葬祭・・・・火葬場の霊安室で執り行います。

⑥ 告別葬・・・・参列者を招いてのお別れの儀式です。神葬祭では、故人の遺徳を偲ぶ祭詞を奏上いたしますので、

                         事前に略歴等お尋ねさせていただきます。

⑦ 帰家祭・・・・生家で守護神として末永くお守り頂くとともに、迷うことなく常世の国に帰られることを神職が奏

                         上します。

※④~⑥の順序は地方によって異なります。

 

故人の御霊は遷霊祭によって霊璽(れいじ)に宿り、以後この霊璽を祖先崇拝の対象として御霊舎(みたまや)または祖霊舎で丁寧にお祀りします。御霊舎は五十日祭までにご準備ください。

式年御霊祭は没後十日、五十日、百日、一年、三年、五年、十年以後五年毎に霊祭を執り行い、三十年以降は十年毎に執り行います。没後五十年で式年御霊祭は終えます(祭上げ)が、ほかの式年御霊祭と合わせて祭祀を行う場合もあります。

御霊は何年経っても代々之御霊として永代的に貴家の守り神としておまつりします。

一代限りの絶家となる方の式年御霊祭も斎行できますので安心してご相談ください。

 


◇◇◇ 墓所について ◇◇◇

墓所が在る場合は、当該墓所にて納骨及び墓前祭を執り行い致します。墓所がない場合は、弊社にて墓所をご案内いたしますので、お問い合わせください。

一代限りの絶家となる方は永代奉安(供養)を承ります。

 


◇◇◇ 神職(司式者)への祭儀料目安 ◇◇◇

神職への御礼は通夜祭から告別葬、十日祭まで執り行った場合は150,000円~250,000円(奉仕する祭員の人数によります)程度を準備しておくとよいでしょう。

のし袋の表書きは「薄謝」または「御礼」で「玉ぐし料」とは書きません。また参拝者がお供えする場合は「祭粢料」になります。

式年御霊祭を神職一名でご奉仕いただく場合は、一般的に30,000円~50,000円を目安としてください。別途「膳料・足代」も心づけされるとよいでしょう。

※ 地方の慣例により異なりますので、あくまでも参考程度でご検討ください。